足病センター
概要
”歩み”を守るために総合的な足の治療を!
現在、糖尿病、慢性腎不全などを背景として足への血流が悪くなり、小さなキズから足趾の壊死が進行しやむなく切断、歩行できなくなる「足病変」の患者様が爆発的に増加しています。高齢化で寿命が永くなったとはいえ、早く「歩行寿命」を迎えてしまう方が多いのです。
当センターでは、内科・外科医師・看護師によるフットケアをはじめ、理学療法士による歩行チェック・装具士による足保護装具作成など、総合的な足の治療体制をとり、患者さまの「かけがえのないあゆみを守る」理念のもとに、チーム医療で治療をおこなっています。
特長
気になる足の症状から病気が原因の障害まで足を総合的に診察
タコやウオノメ、巻き爪といった日常的な足のトラブルや傷の治療をはじめ、糖尿病による足トラブルの早期発見や予防法、ケアの方法など患者さまの歩みを支えるケアと治療を行います。
こんな症状の方に
- 胼胝(タコ)
- 鶏眼(ウオノメ)
- 巻き爪
- 外反母趾
- 足のむくみ
- 角質ケア
病気が原因の足の障害にも
- 糖尿病による変形
- 静脈うっ滞性皮膚障害
- 閉塞性動脈硬化症に伴う障害
- リンパ浮腫
血流の改善の治療
歩くためには可能な限り足を残す必要があります。
潰瘍・壊疽ができてしまった患者さんの足を切断から守るために、カテーテル治療やバイパス手術を行います。
外科的治療
感染・壊疽となった傷を閉鎖し感染を収めるためデブリードマン(痛んだ組織の掃除の手術)や陰圧閉鎖療法・植皮術など形成外科の技術を駆使し、可能な限り健常組織の温存を目指しています。
やむを得ず切断を行う際も、治癒できる中で、より歩行機能に有利な切断をと心掛けています。
施設概要
特長1:足圧測定器導入
特長2:足専門の義肢装具士が在籍
特長3:看護師によるフットケア
関連リンク