総合診療
概要
総合外来での主たる診療対象は、受診する診療科が明かでない、当院に専門の診療科がないが対応可能でる、当院に診療科は存在するが当日の外来受診が困難である、などに該当する方々です。
総合外来は、毎週月曜日から金曜日までの午前・午後、土曜日の午前となっており、専門の診療科と協力して診療にあたっています。
症例
外来診療
外来患者数は、2017年6月より2018年3月まで、計1,890名が受診されております。
このうち630名(33%)が初診の患者となっております。再診の患者には、比較的軽症で外来加療が可能な疾患(肺炎、気管支喘息、蜂窩織炎、帯状疱疹、憩室炎、痛風発作、偽痛風など)が含まれています。
2019年度 入院診療(2019年4月~2020年3月)
2019年4月より2020年3月までに、入院診療が92例ありました。
このうち、細菌性肺炎が14例(16%)を占めております。続いて頻度の高い疾患として、急性腎盂腎炎9例、蜂窩織炎5例、急性咽頭炎4例、急性前立腺炎3例、無菌性髄膜炎3例などがあげられます。
輸入感染例として、ネパールからの帰国者にデング熱が診断されております。
性感染症では、急性HIV感染症、ウイルス性疾患としては、ムンプス、水痘に加えて、HSV関連の咽頭炎、性器ヘルペスの診断治療を行いました。
疾患 | 症例数 |
---|---|
肺炎 | 14 |
腎盂腎炎 | 9 |
蜂窩織炎 | 5 |
急性咽頭炎 | 4 |
急性前立腺炎 | 3 |
無菌性髄膜炎 | 3 |
その他疾患 | 54 |
合計 | 92 |
新型コロナウイルス 入院診療(2021年7月10日時点)
昨今の昨今の新型コロナウイルス(以下コロナ)の流行により、コロナ診療に注力せざるを得ない状況となっております。
当院では2020年3月31日の久留米市における第一例目のコロナ感染者の受入れから、コロナ診療を継続しています。専用の感染症病棟を有しており、2020年3月31日から2021年7月10日時点で、228例のコロナ感染者の治療を行いました。平均年齢は56.6歳(12-94歳)、所在地は久留米市内182例、市外46例、外国籍は7例でした。また、維持透析をされている方を7名受け入れています。
流行当初は、福岡市とその周辺地域からの入院要請を受けておりましたが、その後は久留米市以外の筑後地域からの入院要請を受ける機会が増加しました。
年齢 | 平均 56.6歳 | 範囲 12-94歳 |
---|---|---|
所在地 | 市内 182例 | 市外 46例 |
国籍 | 日本 221例 | 外国 7例 |