呼吸器外科

概要

近年、肺癌の患者数は増加の一途をたどり日本人の癌死亡原因のトップとなり、これに対して有効な治療法の確立が望まれていますが、肺癌による死亡者数を減らすためには予防(禁煙)と早期発見が重要で、比較的早期の病期(進行度)では迅速で確実な治療法は手術(外科的切除)です。

当科に来院される患者様の多くは、肺癌検診や健康診断などの胸部レントゲン写真やCT、PET検査などで異常な陰影が発見されて精密検査を受けられる方で、肺癌と診断された場合あるいは肺癌が疑われる患者様に対しては、速やかに治療方針を決定して、呼吸器内科、放射線科と協力して手術を含めた総合的な治療を行なえるように努めています。

肺癌以外の疾患では、気胸・転移性肺腫瘍・縦隔腫瘍・炎症性肺疾患などの患者様が来院されています。

当院の特徴でもある"各診療科の垣根ない診療"をバックアップとして診療にあたっており、各種検査が系統的にすすめられ、診断・治療方針の決定が迅速にできる体制を整えています。また患者様に応じて呼吸器のリハビリである「肺理学療法」を積極的に取り入れ在院日数の短期化に努めています。

また、肺癌や肺気腫の主な原因で、その他、心臓・血管疾患などのリスクファクターであるタバコをやめたいという患者様のために『禁煙外来』を設けております。

症例

呼吸器外科年度別手術件数

  2014 2015 2016 2017 2018 2019
原発性肺癌 106 90 95 94 76 100
転移性肺腫瘍 5 9 2 5 6 6
気胸 40 38 26 27 27 31
縦隔腫瘍 5 4 6 5 6 6
その他 26 43 34 26 53 43
合計 182 184 163 157 168 186

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新古賀病院
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