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栄養管理部便り(15)
2012年12月20日(木曜日)
テーマ:栄養管理部便り
こんにちは!
今回は古賀病院21のホソダが担当しております。
12月8日に古賀病院21で透析食調理講習会を開催しました。
私たちは日頃から透析の患者さんに
食事のお話をさせていただいていますが、
口で説明するだけでは味付けや量のイメージがつかめないのでは…
とのことで、
実際に試食しながら、
きちんと食事管理ができているか確認をしていただきました。
家族の方を含めて12名の参加がありました。
【講習会の流れ】
1.腎臓内科の松元先生より、体重増加について10分程度講義
2.美味しく減塩するためのポイントについての説明
3.自宅の味噌汁を持参していただき、塩分濃度測定を実施。
(皆さん薄味で、きちんと減塩できているようでした!)
4.5種類の濃さの味噌汁を試飲し、
自宅の味噌汁がどの程度の濃さか確認していただきました。
5.ダシをきかせた味噌汁と、
味噌をお湯で溶いただけの味噌汁を比較していただき、
ダシをしっかりとることの重要性を体験していただきました。
6.入院透析食から鯵の竜田揚げと
かぶの柚子漬けを試食していただきました。
料理講習会は初の取り組みでしたが、参加された方からは講義だけより、
実際に試食することで減塩食の再確認ができた、
体重増加を抑えるには減塩が重要であることが理解できた
などの意見をいただきました。
栄養士も楽しい時間を過ごすことができました。
さて、一段と寒さが厳しくなりましたが、体調は崩されてませんか?
私は11月中旬からダウンにマフラーに手袋に…
そんなに寒くない時期から体を甘やかしていましたので、
今年の厳しい冬を無事に乗り切れるか不安ですが、
今のところは風邪もひかずピンピン元気に過ごしています。
日頃の防寒対策も大切ですが、「体の中から温まろう!」
ということで、少し「薬膳」についてふれたいと思います。
中国では、
「美味しく食べることは薬を飲むのと同様に心身を健やかにしてくれる」
という思想をもとに、
薬膳は正式な医療、治療の一環として重要な役割を持っています。
冬に食べたい食材には体をあたため、エネルギー代謝をアップさせたり、
血液の流れをよくして冷えにくい体を作る食材が多くあります。
たとえば紅茶に生姜という組合せなど、
実際にされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
知らず知らずのうちに体を温める食材を使用している人も多いようですよ。
冬に食べたい食材
●かき ●にんにく ●豆腐 ●ブロッコリー ●レバー ●厚揚げ
●えび ●いか ●アーモンド ●ほうれん草 ●ラム肉 ●にら
●オイルターソース ●黒ごま ●とうもろこし ●干しぶどう
●クルミ ●生姜 ●豚肉 ●黒豆 ●枝豆 ●松の実 ●海草類
●みそ ●醤油
食事はバランスよく食べることが重要ですので、一つの食材に偏らず、
普段の食事の中にこのような食材を加えてみるのもよいかもしれませんね。
(管理栄養士 ホソダ)