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トモセラピー治療
トモセラピーとは
トモセラピーとは、放射線治療装置とCTが一体となった強度変調放射線治療(IMRT)の専用機器です。
IMRTとは、治療器を360度回転させ、それぞれの方向からの放射線量に強弱をつけて、がんの形態に合わせて集中的に照射することで、がんの制御率を高め、副作用を最小限に抑えることができる治療法です。
トモセラピーの特長
特長1:副作用を軽減します
超高精度コンピュータで治療計画を行い、多方向から異なる線量をがんの形に沿って照射するため、 がんの制御率を向上させ、副作用を極力軽減することができます。
特長2:正確にがんを照射します
放射線治療装置とCTが一体になっており、治療の度にCTでがんの位置確認ができるため照射部位にずれが少なく、正確にがんへ照射することができます。
特長3:複数のがんを同時に治療できます
広い範囲で治療ができるため、比較的大きながんや、複数のがんを一度に治療することもできます。 原理的には全身の治療もできます。
特長4:短期間の治療もできます
小さながんに高線量を集中させて短期間に治癒をめざす、ピンポイント照射の「定位放射線治療」にも対応できます。
特長5:患者さんに優しい治療です
1日1回、15~20分前後の治療で副作用も少ないため、外来通院で治療でき、通常の日常生活を送ることができます。また、一部疾患を除いて保険も適用されています。
当院のトモセラピーでの治療方針
- 治療経験が豊富で治療効果の高い「前立腺がん」の治療を優先しています。
- 強度変調放射線治療、定位放射線治療ともに、保険適用の症例の治療を原則としています。
- 病巣が限られた範囲にあり、転移が多発していない場合は、従来のリニアック治療に準じた治療費で治療する場合もあります。