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がんサロン レポート
がんサロンについて
当クリニックでは、2009年10月からがんサロンを開催してきました。
がんサロンとは、当医療法人天神会でがん治療を受けていらっしゃる患者さん・ご家族の交流を目的に、毎月1回テーマを設けた勉強会と交流会のことです。患者さんやそのご家族といった、同じ立場の方同士が気楽に語り合ったり交流することで、気分転換や癒しの場になることを願っています。
がんサロンは場の提供に留まらず、医師・看護師・薬剤師・栄養士・リハビリスタッフ・MSW等の専門職が一緒に参加し、必要時にはご質問やご相談に対応できる事が特徴です。また、雰囲気を大切にしたスカイラウンジで開催する事で、医療機関でも日常生活空間でもない時間を楽しんで頂けるようにしておりました。
現在、がんサロンは開催しておりませんが、当時の様子を下記のレポートよりご覧頂けます。
第25回 クリスマス会
2011.12.03 (土)
12月開催の今回は、クリスマス会を開催しました。
みんなでオードブルやケーキがのったテーブルを囲んで始まった交流会は、日々の闘病生活を忘れるほど楽しい雰囲気に包まれたものとなりました。
この日は、第23回がんサロンで土を練って作った陶芸作品を、焼き上げてお渡しする日でもあり、いいクリスマスプレゼントにもなりました。
また、がんサロンスタッフより患者さんへのクリスマスプレゼントとして、ハンドベルの演奏をさせていただきました♪ スタッフが演奏を始めると…患者さんたちも一緒にハンドベルのメロディーに合わせて歌って下さり、とても心温まる素敵なクリスマス会となりました☆
第24回 抗がん剤治療中の食事の工夫
2011.11.05 (土)
講師:新古賀クリニック 栄養科 中嶋 綾子さん
今回は、がん治療中の症状別(食思不振、吐気、味覚異常等)の対処法、食事の工夫、おすすめのメニューについて学習会を開催しました。 栄養補助食品の紹介・試飲会もあり、参加者の方には、美味しくて飲みやすいと大好評でした。
交流会でも、栄養科のスタッフに症状に応じた食材の選び方や調理法について具体的なアドバイスをもらうなど、参加者の方の方の熱心な姿が印象的でした。
第23回 土に触れよう!!陶芸体験
2011.10.01 (土)
講師:日本陶芸振興会赤ぴーまん久留米校 川上 政親さん
日本陶芸振興会赤ぴーまん久留米校の川上政親さんをお迎えし、陶芸体験』を行いました。参加された方々は、川上先生に手ほどきを受けながら、一人一人作品に思いを込めていらっしゃいました。
今回のがんサロンは、和気藹々とした勉強会となり、とても楽しいひと時になりました。また今回完成した作品は、乾燥・本焼きを行い、12月のクリスマス会でお渡しする予定です。
第22回 トモセラピーと重粒子線・γナイフについて
2011.10.01 (土)
講師:古賀病院21 放射線療法看護認定看護師 山坂 和美さん
今回は古賀病院21 放射線治療センターで実施している放射線治療のトモセラピーについて、重粒子線・γナイフでの放射線治療の話も交えながら勉強会を行いました。
患者さんからは、「放射線治療の事が良く分かりました」「放射線治療中、山坂さんがいらっしゃった事で安心して治療に専念する事が出来ました」などの感想をいただきました。
また、今回は参加された方々へのプレゼントとして、患者さんによるオカリナの演奏をしていただきました。演奏が始まると室内には優しい音色が響き渡り、とても和やかで素敵な会となりました。
今回演奏していただいた患者さんがオカリナを始めたきっかけは、がんサロン1周年記念にお呼びした山の音楽家shanaさんの演奏を聴いたことからだそうです。オカリナコンサートでのきれいな音色に感動され、11月末よりオカリナ教室に通い始められたとのこと。
このようにがんサロンを通じて、患者さんが何かを始めるきっかけになっていけたら…と感じました。
第21回 放射線治療って何?
2011.08.06 (土)
講師:古賀病院21 放射線技師 甘艸 慎史さん
土曜日開催最初の勉強会は、「放射腺治療とは?」と題して、下記の内容で開催しました。
- 放射線と放射能の違い
- 放射線の種類、性質、放射線の作用、放射線被曝
- 放射線治療について
- 放射線治療のメリット・デメリットについて
参加された患者さんの中には、『放射線治療は痛みが伴うんじゃないか?』といった不安や、副作用に対する不安等をお持ちの方もいらっしゃいましたが今回の勉強会を通して、放射線治療に対する不安や疑問を取り除く事が出来たようです。
第20回 レッツ!ヨーガ
2011.07.14 (木)
講師:新古賀病院ソーシャルワーカー 堤 慶子さん 手塚 奈美子さん
今回は、医療ソーシャルワーカーの堤慶子さん、手塚奈美子さんの指導でヨーガ講座を行いました。
ヨーガを行う事でストレスが解消でき、日常生活で起こる身体のアンバランス・不調を改善する事ができます。
参加された皆さんはご自身の体調に合わせながらヨーガを行い、終了後には表情がいきいきと変わっていくのが分かりました。
第19回 医療用麻薬って怖い?
2011.06.09 (木)
講師:新古賀病院 薬剤部 松原 美紗さん
今回は薬剤部の松原美紗さんから、「医療用麻薬って怖い?」というテーマで勉強会を行いました。
患者さんの中には、医療用麻薬と聞くと、がん終末期に対する治療という誤解や、中毒性があるのではないか…といった不安があり、がんの痛みを我慢される方がいらっしゃいます。
今回の勉強会を通し、不正麻薬との違い、医療用麻薬の有効性・使用方法やがんの痛みの伝え方などを知る事で、医療用麻薬への不安が解消され、がん疼痛治療に対し前向きに考える事が出来たようです。
また、参加された方より「色々心配していた事が今日のお話を聞いてとても安心する事が出来ました」「話を聞くと心強くなりました」との感想をいただくなど、とても意義のある勉強会となりました。
第18回 検査の紹介
2011.05.12 (木)
講師:古賀病院21 PET画像診断センター 石井 俊司さん
今回は、講師にPET画像診断センターの石井俊司さんをお迎えして「PET検査の紹介」というテーマで、ご自身のがん治療経験を交えてPET検査のしくみや必要性についてお話をしていただきました。
療養経験のある石井さんの言葉はとても説得力があり、参加された患者さんより「がんの治療をされた方の講演は実感があって良かった。」との感想をいただくなど、大変有意義な勉強会だったと思います。
第17回 渡邊美奈子さんの紹介
2011.04.14 (木)
お話:渡邊 美奈子さん
今回は、がんの治療を経験され、現在お絵かき屋として活躍されてる渡邊美奈子さんへインタビューし、作品と共にご紹介しました。
渡邊美奈子さんは、17歳の時にがんと診断され、辛く長い闘病生活が始まったのですが、家族や友人、そして先生方のたくさんの愛情に支えられる事で、治療に対し前向きに取り組むようになっていったそうです。
渡邊美奈子さんの療養体験は、私達がんサロンスタッフや参加された患者さんにとって、とてもとても心に響くお話だったと思います。
第16回 抗がん剤治療(化学療法)って何?
2011.03.17 (木)
講師:新古賀クリニック がん化学療法看護認定看護師 田中 圭子さん
今回は、がん化学療法看護認定看護師の田中圭子さんより「抗がん剤治療(化学療法)って何?」と題し、抗がん剤の歴史、副作用や抗がん剤と食物の関係性についての勉強会を行いました。
参加された方より、「抗がん剤を服用しているので、今までで一番ためになった。」「薬の歴史が知れて良かったです。知って使うと効果が増すような気がします。」等の感想をいただいております。
また、その後の交流会では参加者同士、お互いの療養体験や抗がん剤の副作用についての情報交換をされていました。
がんサロンに参加することで、お互いの闘病生活における苦労や普段話す事の出来ない胸の内を打明け合い、少しでも前向きに日々生活出来るようになっていただけたら…と私達スタッフは願っております。
第15回 気持ちを明るくするフラワーアレジメント
2011.02.10 (木)
講師:Flower Shop Mille Fleur (フラワーショップミルフロー) 村上 美奈子さん
今回は、フラワーアレンジメントを皆さんと一緒に体験しました。ガーベラ・スプレーカーネーション・ヒペリカム実・スイートピーを使い、ラウンド状のアレンジメントを教えていただきました。
使用したお花は皆さん同じなのですが、それぞれ個性あふれる素敵な作品が出来上がっていました。
参加された方からは、『素敵な時間を過ごす事ができました』『物作りを通して皆さんと仲良くなれました』『花を見ているだけで心が和み、やさしくなり、癒されました』等の感想をいただいております。