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  • 栄養管理部便り(19)

    2013年3月21日(木曜日)

    テーマ:栄養管理部便り

    三寒四温の文字どおり、少しずつ春が近づいているようです。
    今回は古賀病院21のイトウが担当させていただきます。

    我が家も長男の小学校卒業、中学校入学と春の準備万端です。
    子どもは新しい制服を作りました。
    きっと大きくなるだろうという大きな願いのもと、今はぶかぶかの制服です。
    私は…と言えば、早めにスーツを着てみないと入るのかどうか…。
    成長しなくてよいはずの親が成長中です。

    病院の食事も、3月はおひな様、4月はお花見と、春一杯の献立です。


           ひな祭りの献立               ひな祭り献立に添えたカード
                                      (ちょっとポンボケ…)

    春は夏に向けて、脂肪を分解して暑さをしのげるように準備すると共に、
    冬に分解された脂肪が栄養素となって、新しい細胞を作ります。
    新しい細胞を作る食べ物が沢山含まれているのが、春にとれる旬の食物です。
    ということで、今回は春の食べ物の栄養についてご紹介します。


    <春野菜の栄養と効用>



    【春キャベツ】
       栄養:ビタミンC、U、カリウム、カルシウム、食物繊維を豊富に含みます。
       効用:胃腸の調子を整えます。
          胃粘膜を強化し、傷ついた胃を修復。(ビタミンU)
           肝臓の解毒作用を助ける。(ビタミンU)
           免疫を高め、風邪を予防。
           美容に。メラニンの生成を抑えてしみ、そばかすを防ぐ。

    【菜の花】
       栄養:カロチン、ビタミンB1、B2、C、E、鉄、カルシウム、カリウム、
           食物繊維をバランス良く含みます。
       効用: 免疫を高め、風邪を予防。
           肩こり、イライラ、骨粗鬆症を予防。

    【たけのこ】
       栄養:カリウム、食物繊維、ビタミンB2、たんぱく質を豊富に含みます。
       効用:便秘を解消、ダイエットに。
           大腸癌の予防。
           コレステロールの吸収を妨げ、体外へ排出。

    【新玉葱】
       栄養:目にしみる辛味成分の酸化アリル、カリウムを含みます。
       効用:血液をさらさらに。
           動脈硬化の予防。
           慢性疲労、肉体疲労。

    【グリンピース】
       栄養:食物繊維、たんぱく質、ビタミンB1、B2、C、鉄、
          カリウム、カロチンを多く含みます。
       効用:便秘を解消
           コレステロールの吸収を妨げ、体外へ排出。

    寒かった冬も終わり、コートを脱いで、体も動かしやすい季節になりました。
    冬眠から覚めた動物たちのように活動的になり、
    春探しにお散歩に行きたいと思います。
    つくしに菜の花、せりなど春の食材もあふれているでしょうね。

    (管理栄養士 イトウ)