消化器病センター

消化器病センター

 

消化器病センターとは

消化器センター

  ゆったりとした空間、落ち着いた色調で、検査への抵抗感と緊張感を少しでも軽減できるように配慮しました。
  消化器外科、消化器内科がそれぞれの専門性を活かして診察を行い、合理的で効果的な質の高い診療を目指します。

日本のがんの現状

部位別 罹患率(全国推計値)

年次推移〔男女計、全年齢〕

日本人のがん罹患数(がんになった患者数)の1位は胃がん、2位は大腸がんです。

 

消化器内科

概要

対象疾患は多岐にわたり、消化器悪性腫瘍(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆管、胆嚢、乳頭部、膵臓など)、良性疾患(炎症性腸疾患、肝炎・肝硬変、結石、膿瘍、胆管炎、膵炎など)の診断・治療を行います。

症例(検査及び施術)

    • 上部消化管内視鏡検査
    • ERCP
    • 大腸ポリープ切除術
    • 食道胃静脈瘤硬化療法 / 結紮術
    • 腹部エコー検査
    • 下部消化管内視鏡検査
    • 内視鏡的止血術
    • 内視鏡的粘膜下層剥離術および粘膜切除術
    • 内視鏡的乳頭切除術(EST)

 

特長

消化管疾患

食道がん、胃がん、潰瘍性大腸炎、大腸がん、胃・十二指腸潰瘍・クローン病など

  • 内視鏡的粘膜下層剥離術:ESD
  • 内視鏡的粘膜切除術:EMR

 

■内視鏡検査精度を高める充実した機器

当消化器病センターでは2社の内視鏡システムを常備し、それぞれの性能特性を活かした検査・治療を提供します。

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種々肝がん治療

血管化学塞栓療法(TACE) 血管化学塞栓療法(TACE)

肝炎、肝硬変、肝臓がん、脂肪肝など

  • B型・C型肝炎への抗ウィルス療法
  • その他、急性・慢性肝炎の治療
  • 肝硬変に対する栄養療法
  • 肝がんに対する血管化学塞栓療法(TACE)

ウィルス肝炎への治療

C型慢性肝炎、代償性肝硬変の患者さんは、適切な治療薬を選択すれば、DAA(Direct Acting Antiviral)によって、95%の方でウィルスの完全駆除(治癒)が期待できるようになりました。B型慢性肝炎についても新しい薬剤での治療が可能です。治療をご希望する方、治療についてもっと詳しく聞きたい方はぜひ肝臓専門医の受診をお勧めします。

 

胆膵疾患

血管化学塞栓療法(TACE) 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)

膵臓がん、急性膵炎、慢性膵炎、胆嚢・胆管炎、総胆管結石など

検査項目

胃カメラ(上部消化管内視鏡)について

●口からの胃カメラ(経口内視鏡)

●鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)

  • 検査が不安な方に

初めて検査をお受けになる方、緊張してしまう方、口からの胃カメラで強い反射のある方などは、鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)での検査をお奨めします。
その他、ご心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。

大腸カメラ(下部消化管内視鏡)について

大腸カメラ検査の2日前までに、一度診察を受けていただきます。
診察時には検査前日に食べていただく検査食をご購入頂くこともできます。
検査時にポリープを切除した場合、当日は入院となることもあります。

カプセル内視鏡

カプセル内視鏡

小腸は長らく「暗黒の臓器」と言われる程、従来の内視鏡で観察することは困難でしたが、カプセル内視鏡などの検査技術が向上し、今まで原因不明とされていた消化管出血や腹痛の診断も簡便に行えるようになりました。

内視鏡での検査と治療

内視鏡検査は、「がん」をはじめとする大腸や胃の病気の早期発見につながる有効な検査です。
内視鏡検査で早期のがんを発見した場合は、内視鏡を用いた内視鏡的粘膜切除術(EMR)やポリペクトミーなどで病変を切除し、検査と同時に治療も行うことができます。

●内視鏡的粘膜切除術(EMR)

粘膜下層の奥に障害を与えずに、病変のある粘膜層を切除・回収する技術

●ポリペクトミー

隆起した病変を切除・治療する方法

 

消化器外科

概要

食道、胃、大腸、肝臓、膵臓、胆嚢などの腹部全般と鼠径ヘルニア、痔核、虫垂炎の治療や手術を行っています。

 

  • 消化器内科との連携が整っており、手術になる症例に関して(緊急も含めて)、スムーズに対応できるようになっております。肝臓・膵臓のような高度な技術を要する手術も対応可能です。
    また、救急では夜間でも緊急時の医師の呼び出し体制をとっており、消化管穿孔、急性胆のう炎など、緊急手術を要する疾患まで対応しています。
  • 小さい傷口からおなかの中に腹腔鏡を差し込んで手術を行う腹腔鏡下手術に積極的に取り組んでいます。身体への負担が少ない低侵襲手術ですので、早期退院も可能となります。
  • がん治療では放射線科、看護師、薬剤部とチーム医療体制を取り、最新の放射線治療や化学療法を行っています。また、古賀病院21の緩和ケア病棟や地域医療と連携して、緩和医療を行うことも可能です。

 

特長

日本肝胆膵外科学会

高度技能専門医制度認定修練施設(A)取得

 

当院は、日本肝胆膵外科学会の肝胆膵外科高度技能専門医制度認定修練施設(A)に認定されています。

腹腔鏡手術のメリット

  • おなかの傷が小さくて済むので、術後の痛みが少なく、早期退院・早期社会復帰がしやすいです。
  • 術中に腸管が空気に触れず、術後の動きが良いため、全身状態の回復が早いです。

1日でも早く、社会復帰して頂くために。

 

外来診療予定表

新古賀病院
外来予約0942-38-2222
予約受付時間:月~金 8:30~16:30
                        土 8:30〜12:00
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