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核医学装置
核医学装置とは
臓器や組織の形態、機能、代謝状態などを評価する装置です
核医学検査は、投与された放射性医薬品の分布や集積量、経時的変化の情報から、臓器や組織の形態だけでなく、機能や代謝状態などを評価することができます。
SPECT-CT装置
体内から放出されたガンマ線を信号として受け止め、コンピューター処理し画像化する装置をガンマカメラ装置と言います。このガンマカメラ装置とCTが一体となった装置がSPECT-CT装置です。
SPECT-CT装置で様々な核医学の検査を行うことができますが、当院では心筋シンチを100%この装置で行っており、冠動脈CTとの融合画像では多くの検査件数を実施しています。
この装置を使用した核医学検査には、下記のような特長があります。
CTで正確な放射線の補正ができる
RI検査(放射線を放出する医薬品を使用し、体内での医薬品の集積の度合いで臓器の状態や病気の場所を調べる検査)で、体の深い部分に異常集積があった場合、放射線が検出器に届くまでに組織に吸収され、集積が少なく判断されたり、集積がないと判断されるおそれがあります。
SPECTーCTはCTが一体となっていることで、CT画像に基づいて放射線の弱まりに正確な補正をかけることが可能で、より精度の高い検査となります。
Fusion画像の作成が可能
核医学画像(SPECT-CT)とCT画像(多列のMDCTなど)を重ね合わせて表示した画像をFusion(融合)画像といいます。この画像によって、核医学で表示される機能・代謝画像と、CTで表示される位置・形態情報を同時に表示することが出来ます。
Fusion画像を作成することで、患者さんやご家族に視覚的に理解しやすい検査結果の画像を提供することができるようになりました。