- 診療科・部門
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センター等のご紹介
腎臓内科
概要
外来部門
水曜・木曜の午前に診療枠を設けております。具体的には、検診で尿検査異常を指摘された方、慢性腎臓病(CKD)の方を診ております。
学校や職場検診で尿蛋白や尿潜血陽性を指摘された方に、詳しい内容の血液検査や尿検査を行い、腎臓をエコーで観察して腎炎の可能性がないかを判断しています。もし、腎炎の可能性がありました場合には、腎臓に直接針を刺して、腎臓の組織を詳しく調べる「腎生検」をお勧めします。「腎生検」は10日間ほど古賀病院21に入院して行います。
慢性腎臓病の方は、腎機能がさらに悪化しないように、管理栄養士による栄養指導を積極的に行って、薬物治療を併用していきます。実際に食事を作られる方と一緒に来院していただくとより効果的です。
腎臓内科外来にて入院を要する患者さんがおられましたら、古賀病院21もしくは新古賀病院にて対応いたします。
病棟部門
平成23年度の新規血液透析導入患者数は45名で、平均導入時年齢は70.93歳(平成22年度 70.0歳)でした。毎年わずかずつではありますが、導入期の年齢が高齢化しております。
腎炎の精査・加療については、腎生検は毎年20例弱ほど施行しています。紹介時すでに腎機能があまりにも低下している、超高齢者であるなどで、腎生検をしたほうが望ましい場合でもリスクがそのメリットより大幅に上回る症例が増えてきているように感じます。
IgA腎症やネフローゼ症候群の加療は、生検の結果とガイドライン・文献を参照し、画一的ではなく、各症例に応じた治療法をチームで活発に話し合いながら行っています。
シャント血管造影・血管内治療
シャント関連の血管造影件数は年間250~300例ほどで、近隣の透析クリニックよりたくさんの患者をご紹介いただいています。
火曜日と水曜日を定期検査・治療日と設定しておりますが、シャント閉塞や閉塞のリスクが高い患者さんの紹介に対しては、迅速な対応に心がけており、即日もしくは翌日で対応しています。
PTA関連の学会にも毎年1名は参加し、より安全で確実な治療を提供できますように、知識・技術をチームで共有し、日々努力しています。