部門紹介(新古賀病院)

 

外来化学療法室

外来化学療法(抗がん剤治療とは)

  がんの治療法は、大きく分けて「手術」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤治療※)」の3種類です。 外来化学療法とは、「化学療法(抗がん剤治療)」を通院で治療を行うことです。 これまでは、入院して行われることが一般的でしたが、近年では安全で有効性の高い抗がん剤の開発や、副作用を軽減できる支持療法が進歩したことにより、通院しながら治療を受けることができるようになりました。 当院の外来化学療法室で治療を受けることで、がん治療と仕事、通学との両立や家庭生活を送ることができ、患者さんの生活の質を維持することを理想としています。
※抗がん剤治療には、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬も含まれます

 

 

  • ■直近6年間の通院での化学療法(抗がん剤治療)件数推移
  • ○外来化学療法室の6つの安心

     

    ①医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など、がん治療専門スタッフをはじめ、他職種が連携する体制をとるチーム医療を行っています。

    ②ご希望があれば、がん病態栄養専門管理栄養士が、食事や栄養療法について栄養指導を行います。

    ③治療中に、主治医や看護師、薬剤師に体調や症状などの相談も可能です。 夜間・休日に不安な症状がある場合は、当直医が迅速に対応し、必要な場合は入院ができる体制を整えています。

    ④患者さまからの電話等による緊急相談等に、24時間対応できる連絡体制があります。

    ⑤当院で使用する化学療法のレジメンは、化学療法委員会で妥当性を評価し、承認されたものを使用しています。

    ⑥患者さまと患者を雇用する事業者が、共同作成した勤務情報の提出があった際は、就労と療養の両立に必要な情報を提供いたします。また、診療情報を提供した後の勤務環境の変化を踏まえた療法上必要な指導を行います。

    外来化学療法室スタッフ

     当院の外来化学療法室には、がん化学療法看護認定看護師をはじめ、看護師、薬剤師が常駐しています。がん治療に伴うさまざまな不安や悩み、症状、抗がん剤治療の副作用に対する相談や解決策を一緒に考えていきます。また、初めて使用する薬剤については、薬剤師が丁寧に説明を行います。
    患者さまが、治療とうまく付き合える方法、安心して治療を受けていただくために、スタッフ一丸となってサポートしています。

    外来化学療法室 施設概要

     外来化学療法室には、点滴を受けるための電動ベッド5床、電動リクライニングチェア15床があります。
    テレビも完備し、フリーWi-Fiで、タブレットなども持ち込むことができます。患者さまがリラックスして治療にのぞんでいただき、治療中も、快適に過ごして頂けるよう環境を整備しています。

     

    抗がん剤調整室

    専任薬剤師が、外来化学療法室横の調整室で、安全かつ確実な抗がん剤の調整を実施しています。手袋、ガウン、マスク、キャップを着用し、安全キャビネットを使用し曝露対策を行いながら、無菌的な調整を行います。
    医師、看護師、薬剤師と連携を図り、患者さまに薬剤が投与されるまでの確認作業も行い、安全に治療できるよう取り組んでいます。

     

     

    がん薬物療法レジメン

    当院で実施しているがん薬物療法レジメンの一部を公開しています。
    情報は適宜更新されますが、多少のタイムラグが発生する場合がございますのでご了承ください。
    また、投与量・投与スケジュールは患者さんの状態等によって変更されることがありますのでご注意ください。