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部門紹介(新古賀病院)
リハビリテーション課
急性期リハビリテーションの目的とは
病気や手術をしたばかりなので安静にベッドに寝ている方が安全だとお考えの方も多いと思いますが、実際は早期より安全に離床や練習を行うことが重要だといわれております(疾病の状況により実施の判断が異なります)。当院におきましても、下記にあげる効果を目的に急性期リハビリテーションを展開しております。
- リハビリテーション部門のスタッフ構成
- 急性期のリハビリはどこでやるのか?
新古賀病院のリハビリテーション部門には理学療法士・言語聴覚士・作業療法士の3職種が在籍しております。
急性期治療期間と並行して行われるケースが多く、各セラピストが病室へうかがい、ベッド上やベッドサイドなどでの練習から始めます。
心疾患リハビリテーションとは
新古賀病院では心臓リハビリテーションを行っております。 急性心筋梗塞・狭心症・心臓外科術後の患者様を対象に、心臓の残っている機能や心臓への負担を考慮しながら、プログラムに沿って運動療法を行っていきます。
発症後早期には心臓への負担を増やさず運動能力の低下をできるだけ防ぐという意味でリハビリを行いますが、その一環としてベッドサイドにリハビリテーションの椅子を設置し、椅子坐位による離床時間の漸増を進めています。その後、「心疾患リハビリテーション室」において積極的な運動療法へと進めていきます。心疾患リハ室には心肺運動負荷試験装置が配置されており、患者様の心肺機能に応じた運動療法を実施することが可能です。
○天神会の展開する心疾患リハビリテーション
社会医療法人天神会では、地域との連携を重視した「心臓リハビリテーション」を展開しております。
新古賀病院において急性期の心臓リハビリテーションを行っておりましたが、平成20年より古賀病院21において「回復期心臓リハビリテーション」を行うことが出来るようになりました。これにより、新古賀クリニックの「メディカルフィットネス」「訪問看護ステーションわかくさ」を含め、急性期~回復期~維持期における患者さまへのサポート体制を提供することができると考えております。かかりつけの先生方との連携を重視し「心疾患リハビリテーション」を地域の皆様に提供できればと考えております。
各科手術後(消化器外科・呼吸器外科・脳神経外科)のリハビリテーション
各科手術後の患者様においても手術後早期よりベッドサイドにてリハビリテーションを行い、離床を進めています。
○脳卒中の急性期リハビリテーションにおける言語聴覚士の対応
当院では脳卒中を発症した患者さんが入院すると「発症後48時間以内の嚥下評価」というコンセプトで、言語聴覚士が対応しています。
患者さんにとって栄養摂取はとても大事なことですが、脳卒中を発症した後は上手く飲み込みが行えず肺炎を併発する可能性が高くなります。そうなると、その後のリハビリのスムーズな進行に支障が生じるため、早期からの合併症を予防し、栄養をしっかりとって元気に急性期リハビリテーションを行えるよう、言語聴覚士が支えています。