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第32回がんサロンレポート
2012年9月21日(金曜日)
テーマ:がんサロン
第33回がんサロンは、平成24年9月1日に、
古賀病院21の緩和ケア病棟看護師・野瀬美奈さんを講師に迎え、
『緩和ケア病棟とは』をテーマに勉強会を行いました。
緩和ケア病棟とは、がん病変に対する治療が有効でなくなった患者さんで、
痛み・その他の不快な症状の緩和を希望される方を対象とした
病棟のことです。
古賀病院グループでは今年6月に緩和ケア病棟「実りの樹」を開設しました。
※古賀病院グループの緩和ケア病棟について
勉強会では、以下についてお話がありました。
●ホスピス・緩和ケアの歴史
●緩和ケアの定義、理念、基本方針
●ホスピス・緩和ケアを提供する形態(入院・外来・在宅)、
全国のホスピス・緩和ケア病棟・病床数
●古賀病院21 緩和ケア病棟「実りの樹」について
また、参加された方々へ
「ご自宅での生活をそのまま病棟で送っていただきたいというのが、
私たちの願いです」
ともお話しをされていました。
緩和ケア病棟では、日常生活の一部として、
毎月催し物も開催しているそうです。
夏祭りの展示物 緩和ケア病棟のテラスから眺めた筑後川花火大会
近年緩和ケア病棟に対するイメージは徐々に変わりつつありますが、
まだまだ『緩和ケア病棟・ホスピス』と聞くと、
患者さんやご家族の中には終末期のがん治療・医療費が高額など
ネガティブな印象を持っておられたようです。
ですが、今回の勉強会を通して、
緩和ケア病棟に対する考え方を変えることが出来たようです。
参加した方からは、
「他の方達の悩みなどを聞けて良かった」
「和気あいあいとしてて良かった」
「ホスピスの話は大変興味があったので、他病院の方の話も聞きたかった」
「資料があってわかりやすかったです」
などの感想をいただきました。
次回は、平成24年10月6日の14時から、
「土に触れよう!!陶芸教室」を開催予定です。
(診療支援室クラーク ナカシマ)