す。子宮卵管造影とは精子と卵子が出会うための通り道である卵管が狭くなったり詰まっていないかを確認する検査です。そして人工授精では、患者さんのご主人から採取した精液の中から、動きのいい精子を子宮の中に注入し妊娠率を上げるための手助けを行います。 婦人科の疾患をお持ちの患者さんで、月経のことで困っていたり、将来不妊になるんじゃないかとお悩みの方もいらっしゃいます。結婚前の女性を対象に、ブライダルチェックといって健康診断も行っていますので、お1人で悩まずに、まずはご自身の体の状態を知っていただけたらと思います。摘出術(子宮をまるごと取り除く手術方法)を行う症例も増えています。 また近年では、若い女性で子宮頚がんを発症される方が急増しています。初期にはほとんど自覚症状がありませんので、定期的な検診が非常に大切です。1〜2年に1回の頻度で必ず検診を受けていただけたら、と思っています。 婦人科を受診するまでにかなり悩まれる方が多くいらっしゃいます。受診したら必ずしも大変な手術を行うわけではありませんので、まずは気軽に受診し相談してください。患者さんの悩みに寄り添いながら、症状の改善に向けて治療を行います。子宮筋腫が不妊症の原因となることもあります� 子宮筋腫は決して珍しくない腫瘍であり、良性疾患ですので命にかかわることはありません。しかし、月経の出血量が多くなりそれに伴う貧血やひどい月経痛の症状をきたし、不妊症の原因となることもあります。患者さん一人ひとりの症状に合わせ、どうしたら改善できるのかよりよい方法を考えるようにしています。 当院は、不妊治療として子宮卵管造影検査や人工授精、出生前の染色体検査として羊水検査を行っていま腹腔鏡下手術は術後の回復が早いというメリ�トがあります� 月経異常の悩みで受診された患者さんのなかで、子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢腫などの手術が必要になる症例については腹腔鏡下手術を行っています。 腹腔鏡下手術とは、おなかを大きく切ることなく、数か所小さく切開した部分から内視鏡や細長い手術器具を用いて行う手術です。手術痕も小さいため、術後の痛みが軽減され、患者さんにとっては負担の少ない手術となります。最近では腹腔鏡下子宮全プロフィール■日本産科婦人科学会 専門医■新生児蘇生法「一次」コース(B)インストラクター■福岡県単位型緩和ケア研修会修了■日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医プロフィール■日本産科婦人科学会 専門医■日本産科婦人科内視鏡学会 技術認定医(腹腔鏡)■日本内視鏡外科学会 技術認定医(産婦人科領域)■福岡県単位型緩和ケア研修会修了■日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医❹山本広子(やまもと ひろこ) ■新古賀病院 〈婦人科〉 ■新古賀クリニック 〈「女性外来」婦人科〉三田尾有美(みたお ゆうみ) ■新古賀病院 〈婦人科〉 ■新古賀クリニック 〈「女性外来」婦人科〉Hiroko YamamotoYumi Mitao
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