当法人では、2013年より職員研修「フィロソフィー研修」を開始いたしました。2020年9月からはオンラインでの研修に切り替え、コロナ禍においても継続開催しております。 この研修は、天神会の理念「人々の豊かな生涯を支援する医療・介護」の実現を目指して、全職員の意識統一と向上、行動規範を浸透させる上で重要な役割を果たしています。 職種や経験年数、役職、世代に囚われない積極的な交流を目指しており、研修を通して、キズナや仲間意識の芽生え、部門の垣根を越えた人の輪が広がっていくことを期待しています。各々の体験談等の経験を共有することで、自ずと他職種への理解も深まります。理念を正しく理解することによって皆のベクトルを合わせるためにも、研修会は堅苦しくならずに楽しみながら和気あいあいと参加できる雰囲気を目指しています。昨年統合した「新古賀リハビリテーション病院みらい」(旧丸山病院)の参加職員からは「最初は緊張していたものの終わってみれば楽しく交流できた。」との声もあり、改めて、普段顔を合わせることのない他の拠点の職員間交流にも意義を感じています。 開催当初は、理事長の講話から始まる、一度で約50人が会する意見交換の場であったものが、コロナ禍において、1日2組、一組10名程度のオンライン開催に移行しました。移行の際には、モニターで隔たれた距離感や、PC操作の不慣れさ故の音声混濁などの問題が発生し、定刻開会できないことも多々ありましたが、移行から1年余りたった現在ではスムーズな運営ができています。また図らずも、時間を割いて移動せずとも研修に参加できるというオンライン開催ならではの良さもあり、働き方改革にも繋がりました。野伏間、矢取、縄手、小郡地区など遠方の拠点参加者には特に歓迎されており、業務の合間での参加が容易となったため、中には外出の合間に車中から研修に参加する職員もいます。 コロナ禍の困難な状況での患者様への対応や気づき、心温まるエピソードなどの体験を研修会で共有しています。そして、他職種間・他拠点間・他事業所間の相互理解を推進しつつ、古賀病院グループは地域に根ざした法人としてますます地域医療や介護福祉に貢献して参ります。 中島平太郎翁は久留米市出身でものづくりの人であり「CD開発の父」と呼ばれ、その功績を称え、五穀神社近くの「郷学の森」に銅像が建設(令和元年)されました。 今回は久留米からくり振興会主催のもと、銅像や台座、落ち葉拾いなどの清掃活動を行いました。⓮NewsTopics&「CD開発の父」中島平太郎翁銅像の清掃活動を行いました。古賀病院グループでは、コロナ禍においてオンライン職員研修を取り入れています。
元のページ ../index.html#15