こがねっと。Vol.21
11/16

 リハビリ中は辛い時もあると思いますが、できるだけ楽しくリハビリをしていただくことを心がけています。橋本 手術室看護師が患者さんと関わるのは、術前から術後の3日間ほどです。しかし短い間でも病室でお話をして、手術への不安をできるかぎり軽減できるように心がけています。手術日の前にお会いしておくと、手術直前に顔を合わせた時に「前に来てくれた子ね」と気付いていただけて、そこで少し話すだけでも患者さんの緊張が解けたりします。倉富 頻繁に来院される患者さんなどに、私の名前と顔を覚えていただいて「このあいだは、おらんかったねー」など声をかけていただいたり、予約表などをお渡しする際に「あなたからもらってよかった」「あなたがいると安心する、ありがとう」と言っていただけたりすると、患者さんと心の距離が近くなったようで、嬉しくなります。倉富 外来の患者さんが多くて忙しくしていると、患者さんも話しかけにくいかと思いますので、私からお声がけして、待合室での不安を解消できるように意識しています。原田 患者さんには安心してリハビリを受けてもらいたいと思います。表情や声かけ一つで、患者さんの安心感などに影響します。私たちがリハビリで携わることで、患者さんの予後を少しでも良い方向に持っていけると思うので、患者さんと信頼関係を築きながら、何のためにリハビリをするのかをしっかり説明した上で、コミュニケーションを取っていくということを心がけています。橋本 みなさんが言っているとおり、患者さんが起きていらっしゃる時はコミュニケーションを大切にしています。ただ、術中は麻酔で眠られていることがほとんどなので、バイタルサインのモニターや患者さんの体をしっかりと見て、安全に手術が行えるように注意して観察するようにしています。倉富 患者さんや先生にもっと信頼されて、なんでも頼まれるようになりたいと思っています。整形外科の疾患や手術の方法、装具などの知識をもっと増やして、先輩に聞かなくてもしっかりと対応できるように日々研鑽に励みたいと思います。原田 今以上に患者さんやいろんなスタッフの皆さんから、もっと信頼されて頼られるような存在になれたらなと思います。 理学療法士免許の他にもいろんな資格を取りながらリハビリの幅を広げていって、患者さんに少しでも笑顔になっていただけるようにしたいなと思っています。橋本 医療技術は日々変わっていきますので、知識をもっと深めていきたいです。また円滑に安全に手術が行えるように、後輩の育成も行なっていきたいと思います。知識を深めて今以上に患者さんやスタフから信頼されたい患者さんに安心していただけるために表情や声かけを意識支えられるよう私たち一人一人が思いやりの気持ちを持て働いています橋本美穂(はしもと みほ) ■古賀病院21 / 看護部倉富実佑(くらとみ みゆ) ■古賀病院21 / 医事部原田拓郎(はらだ たくろう) ■古賀病院21 / 理学療法士

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る