TAVIは高齢者の大動脈弁狭窄症を治療対象としています。大動脈狭窄症には外科的手術が有効ですが、体力的に開胸手術ができず薬だけで様子を見ている患者さんが非常に多いのです。開胸せずにカテーテルで治療ができるTAVIの提供は、非常にメリットがあると思います。 外科的治療の場合は、人工心肺を使って一度心臓を止める必要があります。それにより脳血管障害が多くなったり、術後の痛みのためにしばらく動けず活動性が低下することもあります。TAVIであれば、手術当日の夕方には起き上がり、翌日には朝食をとってトイレに歩いて、ということが可能になります。ご高齢の患者さんにとっては非常に良い治療の選択ができるのではないかと思います。 もちろん外科的治療にも歴史があり、一番確実な治療であることには間違いありません。まだ若く全身麻酔や開胸ができる患者さんに対しては、従来の治療をすることが第一だと考えます。あくまでTAVIの適応となるのは高齢の、開胸手術のリスクが高い方になります。 患者さんにとって外科的治療が最適なのか、TAVIが最適なのかをハートチームで話し合って方針を決め、内科の医師たちだけではなく、外科医師や麻酔科の先生とも協力して一緒に治療を行なっています。 今まで体力的な問題で治療ができていなかった患者さんも、TAVIによって元気になっていただき、生活の質を高めてしっかりと長生きしてもらうことが、僕たちの理想です。❹TAVIは開胸せずに治療ができる画期的なカテテル治療TAVIは開胸せずに治療ができる画期的なカテテル治療TAVIは開胸せずに治療ができる画期的なカテテル治療ハトチムで話し合い患者さんにとて最適な治療を行います心臓血管外科部長の吉戒勝先生にお聞きしました。新古賀病院 副院長吉戒 勝（よしかい まさる） ■新古賀病院 副院長 心臓血管外科部長 〈心臓血管外科〉プロフィール■日本外科学会指導医・専門医■日本胸部外科学会認定医・指導医■心臓血管外科専門医・修練指導者■日本循環器学会専門医■日本脈管学会専門医■日本心臓リハビリテーション指導士る的に患者さんになをしてMasaru Yoshikai
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