こがねっと。Vol.19
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 心臓血管・リズムセンターでは、大動脈狭窄症、弁膜症、狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患の治療、不整脈などの循環器疾患の治療を行なっています。その中でも新しく導入されたのが経カテーテルによる大動脈弁留置術「TAVI(タビ)」です。TAVIは、足の付け根(鼠径部)からカテーテルを血管内に挿入し、大動脈内に人工の弁を設置する治療法です。 カテーテルを使った治療には、不整脈を治す「アブレーション」や心臓のポンプ機能を補助する「インペラ」があり、いずれもより小さな傷で手術を行うことができる「低侵襲手術」であるのが大きな特徴です。 従来であれば薬や開胸手術でしか治療できなかったような疾患が、これらのカテーテルを使った侵襲の低い手術で治療できるようになりました。特に高齢者の疾患に関しては、体力がなくて外科手術が受けられなかった方も、カテーテルを使うことで治療を受けていただくことが可能になります。❶TAVI︵タビ︶はカテテルで大動脈内に人工弁を設置する治療法です﹁侵襲の低い手術﹂でより多くの患者さんを治療できるようになりました心臓血管・リズムセンター センター長の川﨑友裕先生にお聞きしました。新古賀病院 副院長

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