甲状腺とは、のど仏の下の方にある、蝶の形をした小さな臓器です。甲状腺から分泌される「甲状腺ホルモン」は、全身の細胞の維持と新陳代謝、脳や身体の発育・成長に密接な関わりを持っています。 糖尿病の患者さんはいろいろな病気に関連しています。糖尿病と甲状腺の病気がたまたま合併してお互いに悪い影響を与えることがあります。例えば甲状腺ホルモンが異常に多くなると、血糖値を上げるのに作用して高血糖をきたします。または食べた後しばらくするとインスリンがたくさん出るので今度は低血糖の症状が出る方もいます。 甲状腺疾患は糖尿病と比較すると、認知度が低いと思います。甲状腺機能異常の患者さんは約790万人と推定されていますが、専門医を受診されていない方が多くを占めています。また甲状腺疾患は動悸がするので心臓の病気を疑ったり、手が震えるからと神経の病気と間違えられるな動悸手の震えもしかしたら甲状腺疾患かも❺甲状腺センター センター長の廣松雄治先生にお聞きしました。新古賀クリニック
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