食事を摂ると、ブドウ糖が血液中に増え、体中の血管を巡ります。そして、すい臓から分泌されるインスリンで筋肉や肝臓などに取り込まれて、エネルギーとして利用されたり、脂肪として蓄えられます。インスリンが十分に働かなくなり、血糖値が高くなる病気が糖尿病です。 高血糖状態が続くと、全身の血管が炎症でボロボロになっていき、合併症を引き起こしてしまいます。その結果、目や腎臓、足の神経、心臓、脳などに重い症状が出はじめます。 血糖値が高いだけでは特に症状がないため、糖尿病になっていると気づかない方が多く、合併症の症状が出はじめた時には、糖尿病自体もかな❶血液中のブドウ糖がエネルギとして使われず血糖値が高くなる病気が糖尿病です糖尿病センタでは複数の診療科を併設して合併症ケアに力を入れています「糖尿病に関するお話」1副院長の川﨑英二先生にお聞きしました。新古賀病院糖尿病は早期発見と合併症の予防が何より大切です糖尿病は早期発見と合併症の予防が何より大切ですしく「正知る」ということ現在、日本の糖尿病の患者数は40歳以上の4人に1人と、急増しています。糖尿病自体には全く症状がなく、気づきにくい病気ですが、合併症を引き起こすと、日常生活に障害をきたすことになります。健康な食事や適度な運動を心掛け、健康診断などで血糖値を定期的に調べて早期発見に努めることで、合併症を予防することができます。
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