こがねっと。Vol.17

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受けたりします。　遠隔診療は患者さんの通院の面倒が省け、診察の時間を短縮できるメリットがあります。　もちろん患者さん全員がCPAPを上手く使えるわけではありませんので、使用満足率は8割くらいかと思います。残りの2割の方は、データは良くなっているのですがご自身で自覚がないので装着の意味が感じられなかったり、症状が改善されなかったりといった事情により使用を中止されることもあります。　CPAPはメガネと一緒なんです。メガネは外すと見えなくなりますよね。CPAPも、装着をやめたらその日から再びいびきをかいて、また日中の眠気が出てきます。ですから、睡眠時無呼吸症候群は生涯の治療になる方が多いんです。　CPAP治療はあくまで選択肢の一つです。CPAP以外の対処法は、生活習慣を見直して痩せることと、横向きに寝ていただくことです。あとは口にマウステープを貼っていただいて、鼻で呼吸する癖をつけるといいでしょう。　良質な睡眠は健康につながります。ぜひ一度、ご自身の睡眠について目を向けられてみてはいかがでしょうか。スリープルームで実際に就寝した状態で症状の程度を検査します。治療と同時に鼻で呼吸する癖をつけることが大切❻YosukeMiyakawa宮川洋介（みやかわ ようすけ） ■古賀病院21　院長 　〈呼吸器内科〉プロフィール■日本内科学会認定医・専門医■日本呼吸器学会指導医Sleep ApneaSleep Apnea