こがねっと。Vol.16
8/16

 人間ドックなどの健診の中に、保健指導の時間があります。医師から健診結果の説明を受けて、「これからどんな改善をしたらいいんだろう」という漠然とした疑問を持たれた状態の受診者さんとお話します。不安や疑問をできるだけ解消して、意外とこんな簡単なことで改善するんですよ、という前向きなお話をさせていただいています。 保健指導では主に、食事・運動・喫煙・飲酒・睡眠の5項目に対して改善点を見つけていきます。まずは生活習慣をお聞きして、その中で受診者さんと一緒にできることが何かないかを話し合います。 受診者さんと一対一で対応をしますので、5項目すべての知識が必要です。当院では、多くの指導スタッフが人間ドック学会の人間ドックアドバイザーの資格を取得しています。各研修会で新しい知識をどんどん吸収して、スタッフ間で情報共有をしながら、その方の生活に沿った保健指導ができるようにしています。 20〜30代の方も場合によって人間ドックを受診されるのですが、健診結果に全く問題がない方にもお話させていただいています。例えば血液データに問題がなくとも、お話を聞いていると実はかなり間食をしていたり、運動を全くしていなかったり。お若いのでまだ体に影響が出ていないだけなんです。そういう方には将来のお話をさせていただいたりと、それぞれの受診者さんに合ったお話をしています。 毎年受診されている方で、保健指導をきっかけに行動変容された方も多く、数値が改善したお話を聞くと嬉しくなり私たちも励みとなります。毎年の保健指導で、行動変容がまだ起きていない方にも少しでもきっかけとなるよう働きかけていけたらなと思います。NanaNakashimaNanaNakashimaNanaNakashimaNanaNakashima❼﹁保健指導をきかけに数値が改善した﹂などのお話を聞くと嬉しいなあと思います健診結果を踏まえ生活習慣の改善を保健指導します健診結果を踏まえ生活習慣の改善を保健指導します3年目中島那奈(なかしま なな) ■新古賀クリニック  健康管理センター 保健師  人間ドックアドバイザー新古賀クリニック 健康管理センター保 健 師保 健 師

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る