こがねっと。Vol.16
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物質は時間経過とともに減少していくため、ある程度新鮮な状態で使用した方がよいのです。また受検者の方の人数や状態によって投与の時間と量を考える必要があるため、院内で製造することで安定的で柔軟な対応を可能にしています。 PET-CT検査を受ける有用性はがんの早期発見にあります。当センターでは健康な状態でがんが発見される方が、年間40〜50名いらっしゃいます。PET-CT検査の推奨年齢は50歳以上です。50歳を過ぎたら一〜二年に一度は受けてよいかと思います。それより若い方は、放射線への感受性が高いためあまり推奨していません。 実はPET画像センターでは、がんの可能性は発見できますが、がんの診断を下すことはできません。というのも、最終的にはがんと疑わしき細胞を採取して病理検査をしてみなければ確定診断ができないためです。検査でがんが疑われたら、2次検査を受けていただけるよう専門医をご紹介しています。 PET-CT検査ではがんの種類によって、見つかりやすいものとそうでないものがあります。だからこそ、PET-CT検査を妄信せずに、大腸カメラや胃カメラ検査も定期的に受けてもらいたいと思います。 PET-CT検査に限らず、部位別のがん検診は受けた方がよいと思います。女性の場合はがんになりやすい年齢が男性にくらべて10歳ほど若いため、40歳を過ぎたら検診を受けることをおすすめします。 がんは早期発見、早期治療が大切です。特に女性の方は乳がん検診を定期的に受診していただきたい。ほったらかしにしてしまい、骨などに転移した症例を何度も見ている私からのお願いです。「定期的な健康診断に関するお話」しく「正知る」ということ4特に女性の方は乳がん検診を定期的に受診していただきたいですねPETCT検査の有用性はがんの早期発見にあります推奨年齢は歳以上ですPETCT検査を妄信せず部位別のがん検査も定期的に受診してくださいPET画像診断センター センター長の吉田毅先生にお聞きしました。古賀病院21がんの早期発見につながていますがんの早期発見につながていますMedical 短時間での撮影も可能で、受検者さんへの負担軽減のメリットもあります。

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