こがねっと。Vol.14
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に転移しやすいですが、骨転移の痛みの症状緩和には、放射線治療は非常に役に立ちます。これを対症療法と言って、8〜9割の痛みを取ることができます。背骨や腰の骨に転移すると、脊髄を圧迫して麻痺が起きたりしますが、そういった症状も予防改善が可能です。 また腫瘍が肺などから消えたあとに脳転移をすることもありますが、脳には抗がん剤は効きません。脳というのは大事な臓器なので、薬が届かないようなメカニズムがあります。肺の症状が消えた後に、予防的に脳全体に照射することもあります。 現在当院には高精度放射線治療の機械が3種ありますが、そろそろ機械を更新しないといけない時期にあります。治療のための機械を更新して、より副作用が少なく、体に負担をかけない、精度の高い治療を目指していきます。放射線治療ですリニアックの他にトモセラピーも導入。限局がん(がんが原発臓器に限局しているもの)に適用します。より副作用が少なく体への負担が軽い治療をめざして❻RadioloJunichi Omagari大曲淳一(おおまがり じゅんいち) ■古賀病院21 副院長、 集学がんセンター長、 放射線治療センター長プロフィール● 日本放射線腫瘍学会認定医● 日本医学放射線学会放射線治療専門医
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