こがねっと。Vol.14
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 当院の患者に多い疾患は、肺がん、肺炎、難治性の疾患や通常の抗菌薬が効かない間質性肺炎(肺の細胞が線維化する疾患)などがあげられます。 ただ現在、上記以外の肺の疾患は多くの場合が外来で治療できます。喘息もほぼ入院せずに治療ができるようになりました。睡眠時無呼吸症候群も、検査入院はありますが、治療自体は自宅でできる機械を導入しています。 現在は疾患の中でも、特に肺がんに力を入れています。診療の際には、患者さんの希望を重視することを心掛けて、コミュニケーションを取るようにしています。 多少きつい思いをしても、抗がん剤をできるだけ頑張ってやるのか、あまり頑張りたくないのか。人によって考えが違いますから、その考えを尊重した治療を行っていく。同じ病気にかかっている人でも、それぞれに違う選択肢が存在します。一つ一つの希望に対して治療計画を行い、きちんと説明をしています。 基本的には、がんの治療は肺がん学会が指定するガイドラインに沿って行います。全くその通りに進めるので三角幸広 先生にお聞きしました。呼吸器内科icine「呼吸器のがんに関するお話」今日本人の二人に一人はがんになる現在、日本人は、一生のうちに二人に一人は何らかのがんにかかるといわれています。特に呼吸器のがんは初期症状を自覚しにくく、早期発見、早期治療が難しい病気です。古賀病院グループでは、新古賀病院と古賀病院21の専門医が連携し、患者さんに最適な治療ができるよう、内科、外科、化学療法専門医、放射線治療専門医が「がん診療体制」を整え、診療を行っています。❶主に肺がんや難治性の肺炎患者を診療しています患者さんの希望を尊重し最良の治療を提案しく「正知る」ということ科内1※患者と医療者間で、最適な医療方針を 選択するための支援資料※

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