こがねっと。Vol.14
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舩津 手術後は麻酔の刺激などで痰が増えたりします。またずっと同じ体位をとっていると、肺の分泌物がずっと滞留して、結果的に肺炎を起こすきっかけになります。その肺炎を予防するのが私たちの役割です。中原 痰を出すときには空気をしっかりと吸い込んで、その空気と一緒に痰を吐きます。肺がんの手術で部分的に肺を切除している方だと、痛みもあって吸う力も吐く力も弱かったりします。しっかり空気を吸わないと、肺もしぼんだままになってしまうので、隅々まで広げてあげる目的もあってしっかり深呼吸を促します。姿勢を変えたりも、ご自分で意識してもらいます。そういうところも指導しますね。舩津 管が入ったりもするので、それだけで動く機会が減る方もいらっしゃいます。もちろん息苦しさがあったり、痛みもあって動くのが億劫だったりはすると思うんですけど、それで動かないままだと、いざ動けるようになってからも、体力も筋力も落ちて帰るのが難しくなるといけないので、治療と並行してリハビリしていくという形になります。中原 リハビリをするご本人が一番きつい思いをしています。僕らはあくまでサポート役だと思っています。頑張ろうという気持ちがないとリハビリも進みませんが、頑張ろうって思ってもらうためには、そこにもっていくための環境づくりが必要だと思っています。中原 治療どうこうは関係なく、僕は人と関わること、話すことが好きなんです。 入院中の短い期間ではありますが、どうしても病院って気持ちが下向きになりやすい場所だと思います。でも患者さんにとって嫌な思い出にしてほしくありません。帰るときは笑顔で帰って欲しいし、あのとき頑張っていたから今があるっていう風に思って欲しいというのがあります。ありきたりかもしれないですけど、患者さんに寄り添ったリハビリを今後もしていけたらなと思います。舩津 私の中にもモットーがあって、リハビリ中に一回でも笑って欲しいと思っています。リハビリって世間からすると「きつい」っていうイメージがあるんですけど、楽しいなと思って欲しいというのはずっと考えていて、冗談を言って、一回でも笑っていただけるように心掛けています。リ  ハ リ  ハ リ  ハ リ  ハ 入院生活をいい思い出にして欲しい肺の手術を受けられる方は、専用の器具を用いてトレーニングを行います。中原大輔(なかはら だいすけ) ■新古賀病院 理学療法士﹁あのときリハビリを頑張たから今がある﹂と思てもえるようにRehabilitation病気や手術をしたばかりなので安静にベッドに寝ている方が安全だとお考えの方も多いと思いますが、実際は早期より安全に離床や運動を行うことが重要だといわれております。(疾病の状況により実施の判断が異なります)10年目

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