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  • ARIA2016で新古賀病院より学会会場へカテーテルライブ中継を放映

    2016年12月12日(月曜日)

    テーマ:よりみちこがねっと。



    11月30日(水)~12月1日(木)の2日間、福岡市の電気ビル共創館およびホテルニューオータニ博多でARIA2016が開催されました。

    ARIAとはAlliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancementの略で、心臓カテーテル治療のライブ中継を中心としながら、PCI(※1)だけでなく、EVT(※2)、カテーテルアブレーション(※3)や、今後拡がっていくストラクチャー(※4)治療など、様々な分野の最新の知識や技術を積極的に学んでいくことを目的に設立された学会です。今回開催されるARIA2016は、本学会の第2回目の開催となります。

    ARIA2016では、新古賀病院の心臓血管センター長である川﨑友裕医師が、佐賀大学医学部附属病院・循環器内科・ 准教授の挽地裕先生と共に大会長を務め、新古賀病院・心臓血管センターの循環器内科部長・古賀久士医師と同医長の新谷嘉章医師がプログラム委員として、2日間の企画やプログラム立案にも携わりました。

    11月30日(水)には川﨑医師によるPCI(※1)と、新谷医師によるEVT(※2)のライブ中継を新古賀病院・心臓血管センターから行いました。

    カテーテルライブ中継とは病院内の血管造影室での治療風景を学会会場にリアルタイムで放映し、治療の適応や手技などを学会会場と討論しながら、患者さんにとって最適な治療をどう行うかを参加者がより現実的に学ぶ目的で行われます。

    多くの聴衆の前での治療を行うため、ライブオペレータは知識・技術のみならず卓越した精神力を要求され、そのため全国的に認められたカテーテル治療専門医が選ばれます。


    新古賀病院より川﨑友裕医師によるカテーテルライブ中継の様子


    新古賀病院より新谷嘉章医師によるカテーテルライブ中継の様子

    当日、センター内は中継を結ぶためのカメラや機材が持ち込まれ、さながらテレビスタジオのようでした。

    血管造影室2は、川﨑医師によるPCIの治療の様子が、血管造影室1では、新谷医師によるEVTの様子が電気ビル共創館と中継を結んで放送されました。


    学会会場より川﨑友裕医師によるカテーテルライブ中継放映の様子


    学会会場より新谷嘉章医師によるカテーテルライブ中継放映の様子

    川﨑医師と新谷医師はインターカムとピンマイクをつけて治療に挑み、学会会場にいらっしゃる全国から招かれた座長、コメンテーターの方たちからの質問やアドバイスなどに対応しながら数百人の観衆の見守る中で手技を披露しました。

    午後からも新古賀病院の心臓血管センターを舞台に、中継が結ばれました。治療を行うのは、カテーテル治療において世界的に大変著名な湘南総合病院の齋藤滋先生と、時計台記念病院の浦澤一史先生です。治療中の合間をぬって、『さらなるPCI成功を目指して 新機能紹介―最新ツールを用いたPCIアプローチ』と題し、川﨑先生によるミニレクチャーが中継されました。


    川﨑友裕医師によるミニレクチャー中継の様子

    翌12月1日(木)は舞台を電気ビル共創館に移し、川﨑医師を座長に迎えたセミナーが朝から夕方まで開催されました。

    医師をはじめ、コメディカルスタッフの参加も可能な本学会は、全国より約1300名の方が足を運び、大盛況のうちに幕を閉じました。

    ※1)PCI:風船やステントを使って、狭窄を来たした冠動脈を広げるカテーテル治療
    ※2)EVT:末梢血管のカテーテル治療
    ※3)カテーテルアブレーション:カテーテルで不整脈を起こす原因となっている異常な電気興奮の発生箇所を焼き切る治療
    ※4)ストラクチャー:弁膜症などの心臓の構造的な疾患のカテーテル治療