血液浄化センター

概要

概要

天神会における透析医療は昭和51年より古賀病院(現:新古賀クリニック)にて開始しました。現在は新古賀クリニック(当院)のほか、古賀病院21、野伏間クリニックの3施設で透析医療を行っています。

 

透析ベッド数 72床(一般ベッドまたはリクライニングシート)
最大受入可能患者数 173名
TV 各ベッドにあり
更衣室・ロッカー あり(各患者様用のロッカーを用意)
患者食堂 あり
食 事 希望者(一食360円・日中透析患者の昼食のみ)
駐車場 あり(無料)
送 迎 あり(無料)
送迎地域やその他条件あり

 

治療環境について

泌尿器科外来の待合室

 同時透析可ベッド数72床で、患者173名を受け入れる事ができます。
透析ベッドは一般ベッドかリクライニングシートを選ぶ事ができ、各ベッドにはテレビを設置しています。

更衣室

泌尿器科外来の待合室

更衣室にはロッカーを用意しています。

患者食堂・休憩室

泌尿器科外来の待合室

患者様用に、食事や休息用の部屋を設けています。
また、ご希望される患者様には昼食用の透析食弁当をご用意できます(透析日昼食分、360円)。

診療時間

昼間透析(月~土)、夜間透析(月・水・金)を行っています。

月・水・金 午前8:30~
夜間17:00~23:00
火・木・土 午前8:30~

 

特長

当院の透析診療の特徴

血液濾過透析(HDF)

当院ではHDFを行っています。HDFは、小分子量の尿毒素物質の除去に優れる血液透析(HD)と、中~大分子量の尿毒素物質の除去に優れる血液濾過(HF)の両方の長所を併せ持っており、小分子量から大分子量まで尿毒物質を幅広く除去する事ができ、透析アミロイドーシスや、血行動態が不安定で血液透析の継続が困難な方に有効です。なかでも、オンラインHDFは大量に濾過を行うことができ、もっとも効率の良いHDFです。

透析液清浄化

オンラインHDFや、効率よく透析可能な”ハイパフォーマンス膜”の使用などで、直接透析液が血液に注入される機会が増えており、透析液の清浄化は重要になっています。当院では、1990年代初めから透析液清浄化に取り組んでおり、専属の臨床工学技士により管理を行っています。

 

全自動透析装置

泌尿器科外来の待合室

透析の準備・透析治療の各工程を自動化する事で、省力化、業務の平準化や医療事故・感染事故の危険性の減少を可能としています。
今後、介助を必要とする患者様の増加が予想されますが、自動化によりできた時間的余裕を患者様のケアの時間にまわすことができます。

透析情報システム

泌尿器科外来の待合室

透析情報システムは、各透析装置とオンラインで接続されており、治療前に透析条件の設定を行う事ができ、透析開始時の作業が安全かつスムーズに行うことができます。透析中は装置の情報を常時監視しており、治療情報を正確かつ迅速に取り込むとともに、安全に透析を行う事ができます。
また、電子カルテと連携し、検査の依頼や結果確認、処方の入力や確認など情報管理が容易となり、省力化やミスの防止にもつながります。

多職種との連携

透析患者様はいろいろな合併症を持っていることが多く、合併症治療も欠かせません。
当院の他の診療科のみならず、新古賀病院・古賀病院21との連携により、糖尿病のほか、心疾患、脳血管障害や悪性腫瘍などの合併症の診療を、それぞれ専門のスタッフが連携して行うことができます。

フットケア

泌尿器科外来の待合室

透析患者様に合併しやすい足の潰瘍や壊疽を予防し、足切断になるようなことをなくすようにしたいと考えています。
透析中の定期的な回診には、閉塞性動脈硬化症や糖尿病に伴う足病変の早期発見を目的とした足の観察を組み入れており、必要に応じて、形成外科医やフットケアナースで診療を担当する「創傷外来」での診断・治療を行う体制を整えています。

栄養指導

定期的に行われる血液検査結果をもとに、医師・看護師と連携し、管理栄養士が患者様・ご家族に対して栄養食事指導を行います。
毎月、資料を作成し、患者様へ食事に関する情報をお届けしています。

過去の資料はこちらをご参照ください。

服薬指導

医師・看護師との連携のもと薬剤師が服薬指導を行います。

介護福祉関連

医療以外の問題に対しても、天神会の介護福祉部門がサポートを行います。介護保険の手続きといったことも代行し、相談事に対してもいろいろな解決策を考えて動くことができます。

 

通院について

・公共交通機関 : 西鉄久留米バスセンター・西鉄久留米駅から徒歩2分

・駐車場完備 : 自家用車で通院される患者様は、病院駐車場をご利用できます。

・送迎サービスの御案内

車椅子で乗車可能なリフト車も完備しています。
送迎地域やその他条件がありますので、詳しくはお問い合わせください。

  

臨時透析の御案内~出張、旅行時の臨時透析が必要な方へ~

西鉄久留米駅から徒歩すぐで、近辺に宿泊施設も多く、出張や旅行時の臨時透析に便利です。

申し込み方法

臨時透析をご希望の方はまず、お電話ください。

0942-35-2485(代表)
受付時間:月~土(祝日除く) 8:30~17:00

 前日までに下記【事前に必要なもの】をファックスで送信していただく必要があります。  
ファックス送付先:0942-39-8070

事前に必要なもの

透析条件
最新の3回分の透析記録のコピー
健康保険証のコピー
重度障害者医療証のコピー
特定疾病療養受領証のコピー

当日、ご持参いただくもの

健康保険証、医療特定疾療療養受領書(重度障害者医療受給者証をお持ちの方はご持参ください)
身体障害者手帳
診療情報提供書・透析情報連絡書(透析条件、最新の血液透析記録3回分)
内服薬のある方、インスリン使用をされている方は忘れずにご持参ください
医療費(1万円、所得の高い方は2万円が限度です)
※着替えをされる方はパジャマ・Tシャツ等の身軽なものを持参されても結構です。
必要な方は履き物も持参してください。
※止血バンドを使用している方は持参してください。

料金のお支払い

透析開始前に特定疾病受給者証の金額(1万円または2万円)をお預かりします。依頼日によっては、振り込みをお願いする事もあります。
後日会計処理終了後に領収証を郵送致します。